ドレッシングの使用がキク科野菜の苦味を緩和する
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- 堀江 秀樹
- 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Dressing to Alleviate the Bitterness of <i>Asteraceae</i> Salad Vegetables
- ドレッシング ノ シヨウ ガ キクカ ヤサイ ノ ニガミ オ カンワ スル
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説明
エンダイブは苦いキク科野菜であり,lactucopicrin 15-oxalate (LO)と極少量のlactucopicrin (L)を含む。Lの苦味はLOよりかなり強かった。LOは中性や弱アルカリ性ではLに分解されるが,弱酸性では Lの生成が抑制された。エンダイブ葉を食べる官能試験の結果,葉を咀嚼するうちに苦味が強くなり,苦味はドレッシング使用によって緩和された。口腔内で葉が唾液と混合される際にL(苦味成分)はLO(より苦くない成分)から生成され,Lの生成はドレッシングの酸によって抑制されたためと考えられる。
収録刊行物
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- 日本調理科学会誌
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日本調理科学会誌 44 (6), 407-410, 2011
一般社団法人 日本調理科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680481221376
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- NII論文ID
- 110008800138
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- NII書誌ID
- AN10471022
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- ISSN
- 21865787
- 13411535
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- NDL書誌ID
- 023355654
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可