中華麺のFT-IR法とBAP法による糊化度および物性との関係
書誌事項
- タイトル別名
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- Degree of Gelatinization of Chinese Noodles Measured by the FT-IR and BAP Methods and Relationship to Physical Properties
- チュウカメン ノ FT IRホウ ト BAPホウ ニ ヨル コカド オヨビ ブッセイ ト ノ カンケイ
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説明
4種類の麺試料,『水麺』(小麦粉と塩水),『かん水麺』(小麦粉とかん水),『卵麺』(小麦粉と卵水)と『卵かん水麺』(小麦粉,卵水とかん水)の糊化特性を,β-アミラーゼ-プルラナーゼ法(BAP法)と全反射型赤外線吸収スベクトル分析法(FT-IR/ATR法)で測定した。FT-IRスベクトルの1,025 cm-1付近のピークの高さは,糊化小麦粉の比率が増すにつれて顕著に増加した。この波数の吸収度は,澱粉の糊化によって水和したOH基の増加を反映する。FT-IR法とBAP法の糊化度の間に高い相関関係があったが,BAP法による値はFT-IR法によりもわずかに高い値であった。これは,残留タンパク質の量と測定方法の違いによると考えられた。1日保存後では,FT-IR法とBAP法,破断応力,破断エネルギーと有意な相関関係があった。これは,麺の水分が内部に移行して,硬さが均一化していることが影響すると考えられた。
収録刊行物
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- 日本調理科学会誌
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日本調理科学会誌 44 (2), 163-168, 2011
一般社団法人 日本調理科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680481424896
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- NII論文ID
- 110008593965
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- NII書誌ID
- AN10471022
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- ISSN
- 21865787
- 13411535
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- NDL書誌ID
- 11072807
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可