-
- 八木 由奈
- 大阪府感染症発生動向調査解析評価小委員会(大阪府・大阪市・堺市・東大阪市・高槻市・豊中市・枚方市) 八木小児科
-
- 東野 博彦
- 大阪府感染症発生動向調査解析評価小委員会(大阪府・大阪市・堺市・東大阪市・高槻市・豊中市・枚方市) 医療法人東野医院
-
- 吉田 英樹
- 大阪府感染症発生動向調査解析評価小委員会(大阪府・大阪市・堺市・東大阪市・高槻市・豊中市・枚方市) 大阪市保健所
-
- 廣川 秀徹
- 大阪府感染症発生動向調査解析評価小委員会(大阪府・大阪市・堺市・東大阪市・高槻市・豊中市・枚方市) 大阪市保健所
-
- 奥町 彰礼
- 大阪府感染症発生動向調査解析評価小委員会(大阪府・大阪市・堺市・東大阪市・高槻市・豊中市・枚方市) 大阪市保健所
-
- 髙野 正子
- 大阪府感染症発生動向調査解析評価小委員会(大阪府・大阪市・堺市・東大阪市・高槻市・豊中市・枚方市) 高槻市保健所
-
- 信田 真里
- 大阪府感染症発生動向調査解析評価小委員会(大阪府・大阪市・堺市・東大阪市・高槻市・豊中市・枚方市) 東大阪市東保健センター
-
- 松岡 太郎
- 大阪府感染症発生動向調査解析評価小委員会(大阪府・大阪市・堺市・東大阪市・高槻市・豊中市・枚方市) 豊中市保健所
-
- 笹井 康典
- 大阪府感染症発生動向調査解析評価小委員会(大阪府・大阪市・堺市・東大阪市・高槻市・豊中市・枚方市) 枚方市保健所
-
- 福島 若葉
- 大阪市立大学大学院医学研究科公衆衛生学教室
-
- 田中 智之
- 堺市衛生研究所(現:国保日高総合病院)
書誌事項
- タイトル別名
-
- The 2014 measles outbreak in Osaka An epidemiological study for the elimination of measles
- オオサカフ ニ オケル 2014ネン ノ ハシカ ノ ハッセイ ドウコウ ノ マトメ : ハシカ ハイジョ ニ ムケテ
この論文をさがす
説明
目的 大阪府における2014年の麻疹の流行状況を分析し,府内の今後の麻疹対策について検討を行う。<br/>方法 2014年に大阪府内で麻疹と報告された46例に府内集団発生事例で感染者の居住地が他府県であった 1 例を加えた47例について年齢分布,週別患者発生状況,推定感染経路,渡航歴,麻疹含有ワクチン歴,ウイルス検出状況,発症から届出までに要した日数について分析を行った。<br/>結果 患者は青年層成人(20~39歳)が24例(51%)と半数以上を占めていた。患者報告数は 2 週から27週にかけてピークを形成し,47週に終息した。主な感染経路としては,感染源不明の国内感染が47例中16例(34%)と最多で,次いで家族内感染(26%),渡航や海外からの輸入事例(21%)の順であった。また患者の83%が接種歴なし,または不明であった。検出ウイルスは B3,H1,D8 とすべて海外由来株であった。15歳以上群は15歳未満群に比べ,発症から届出までの日数が有意に長かった(P=0.001)。<br/>結論 府内の麻疹を制圧するためには発症から届け出の遅れを最小限にすることが求められる。医療機関,とくに成人を診療する医療機関への啓発が必要とされる。またすべての感受性者に対する麻疹含有ワクチン接種が必要である。
収録刊行物
-
- 日本公衆衛生雑誌
-
日本公衆衛生雑誌 62 (9), 566-573, 2015
日本公衆衛生学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680481671808
-
- NII論文ID
- 130005111429
-
- NII書誌ID
- AN00189323
-
- ISSN
- 21878986
- 05461766
-
- NDL書誌ID
- 026798696
-
- PubMed
- 26608046
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- PubMed
- CiNii Articles
- Crossref
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可