放射数が大きい場合の円筒型(r,s)-out-of-(m,n):F格子システムの信頼度計算方法

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タイトル別名
  • A Recursive Algorithm for the Reliability of a Circular Connected-(r,s)-out-of-(m,n):F Lattice System with a Large Number of Rays
  • ホウシャスウ ガ オオキイ バアイ ノ エントウケイ r s out of m n F ゴウシ システム ノ シンライド ケイサン ホウホウ

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抄録

円筒型(r,s)-out-of-(m,n):F格子システムはm×n個のコンポーネントで構成され, それらがm個の円とn個の放射を構成するように配置されたシステムである.このシステムの適用例としては, 反応炉の温度センサーシステムにおける信頼度モデルや, 全方位(360°)TFT液晶ディスプレイの信頼度モデル等がある.円筒型(r,s)-out-of-(m,n):F格子システムの信頼度を高速に求める方法としては, 先行研究により再帰アルゴリズムが提案されている.しかし, 先行研究が提案したアルゴリズムは, システムサイズであるmとnがさほど大きくない場合には有効であるものの, システムが大きな場合, 特に放射数nが大きなシステムにおいては, 多くのメモリと計算時間を必要とする.そこで, 本論文では円筒型(r,s)-out-of-(m,n):F格子システムの信頼度を求める新しいアルゴリズムを提案する.そしてこのアルゴリズムに対して, 先行研究のアルゴリズムと計算時間とメモリ使用量のオーダーを比較し, また数値実験による計算時間の比較を行う.その結果, 本論文で提案するアルゴリズムが, 特に放射数nが大きなシステムにおいて効果的であることを示す.

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