エビデンスに基づく医療(EBM)の実践ガイドライン システマティックレビューおよびメタアナリシスのための優先的報告項目(PRISMA声明)
書誌事項
- タイトル別名
-
- Practice guideline of evidence-based medicine : Preferred Reporting Items for Systematic Reviews and Meta-analyses (the PRISMA statement)
- エビデンス ニ モトズク イリョウ EBM ノ ジッセン ガイドライン システマティックレビュー オヨビ メタアナリシス ノ タメ ノ ユウセンテキ ホウコク コウモク PRISMA セイメイ
この論文をさがす
説明
近年,わが国においてもエビデンスに基づく医療(EBM)の提供が求められており,その根拠となる学術論文のシステマティックレビューおよびメタアナリシスの重要性は,ますます高まっている。システマティックレビュー報告は,疾病の診断および予後,予防対策などに広く活用されている。これまでいくつかの研究でシステマティックレビュー報告の質が評価された結果,報告の質は全体的に不十分であった。1996年,メタアナリシス報告の質を向上させるために,国際研究グループが「QUOROM(メタアナリシス報告の質)声明」という指針(guidance)を作成した。さらに,QUOROMの項目等について検討してきた運営委員会は,2009年6月,その改訂版を作成し,「PRISMA(システマティックレビューおよびメタアナリシスのための優先的報告項目)声明」と名づけた。このPRISMA声明では,システマティックレビューの概念および実践面におけるいくつかの発展が見られる。本稿では,著者らがこれまでシステマティックレビューおよびメタアナリシスを行ってきた経験を踏まえ,PRISMA声明の概要と展望について概説する。
収録刊行物
-
- 情報管理
-
情報管理 54 (5), 254-266, 2011
国立研究開発法人 科学技術振興機構
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680483866112
-
- NII論文ID
- 130001006988
-
- NII書誌ID
- AN00116534
-
- BIBCODE
- 2011JIPM...54..254T
-
- ISSN
- 13471597
- 00217298
-
- NDL書誌ID
- 11172443
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可