鏡視下ドナー腎摘除術の臨床的検討

  • 矢澤 浩治
    大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(泌尿器科)
  • 加藤 大悟
    大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(泌尿器科)
  • 山中 和明
    大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(泌尿器科)
  • 阿部 豊文
    大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(泌尿器科)
  • 蔦原 宏一
    大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(泌尿器科)
  • 角田 洋一
    大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(泌尿器科)
  • 奥見 雅由
    大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(泌尿器科)
  • 高原 史郎
    大阪大学大学院医学系研究科先端移植基盤医療学
  • 野々村 祝夫
    大阪大学大学院医学系研究科器官制御外科学(泌尿器科)

書誌事項

タイトル別名
  • Clinical outcome of laparoscopic donor nephrectomy
  • キョウシ カ ドナージンテキジョジュツ ノ リンショウテキ ケントウ

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抄録

【目的】当院では2001年以降,鏡視下ドナー腎摘除術を行っており10年が経過した.これまで行われた鏡視下ドナー腎摘除術につき臨床的検討を行った.<br> 【対象・方法】2001年9月より2011年12月までに大阪大学医学部附属病院にて施行された鏡視下ドナー腎摘除術143例を対象とした.手術時間,温阻血時間,出血量,ドナー・レシピエントの合併症について検討を行った.<br> 【結果】手術時間は,240.1±82.4分,温阻血時間は204.1±61.9秒,出血量は147.2±172.9mlであった.開腹手術に移行した症例は5例認め,原因としては十二指腸損傷,横隔膜損傷が1例ずつ,腹膜損傷によるものが3例であった.<br> 【結論】鏡視下ドナー腎摘除術を始めて10年経過したが,大きな合併症もなく安全に施行できている.

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