腹腔鏡手術手技に経尿道的および開放手術の経験は寄与するか？～内視鏡手術トレーニングシミュレータを用いて～

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  • フッコウキョウ シュジュツ シュギ ニ ケイ ニョウドウテキ オヨビ カイホウ シュジュツ ノ ケイケン ワ キヨ スル カ? : ナイシキョウ シュジュツ トレーニングシミュレータ オ モチイテ

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抄録

これまで経尿道的手術や開放手術の経験が腹腔鏡手術手技に役立つか明らかではなかった．当科医師14名（うち腹腔鏡経験なし11名）を対象とし腹腔鏡手術の評価に有用と言われているバーチャルリアリティシステム（VRシステム）を用い各タスク（ペグの移動，カッティング，クリッピング，癒着剥離，胆嚢摘出術）の成績と，過去の経尿道的および開放手術経験数との関係を検討した．1回目では過去の手術経験はVRシステムで評価した腹腔鏡手術手技と関連したため，腹腔鏡手術の開始に当たっては各種手術経験があることが望ましいと考えられた．一方，2回目以降では過去の手術経験数とタスクの成績は相関しなかったため，VRシステムによるトレーニングが過去の経験の少なさを補う可能性があると考えられた．

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