書誌事項
- タイトル別名
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- コンジテキジンテキジョ オヨビ ジンブブン セツジョ ゴ ノ チョウキジンキノウ
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抄録
現在,小径腎腫瘍に対して,腎部分切除(partial nephrectomy;PN)は,根治的腎摘除(radical nephrectomy;RN)よりも推奨すべき標準術式となっている.一つの重要な理由として,RNではPNに比べ,術後,高い頻度で腎機能が低下し,慢性腎臓病(chronic kidney disease;CKD)を発症することが挙げられる.しかしながら,RNまたはPN術後の腎機能,CKD,生命予後との関連についてはまだ多くの問題が未解決であり,一つの前向き無作為比較試験(EORTC試験)では全生存率に関してPNの優位性は示されなかった.また日本人では,欧米人(特に米国人)よりRN後の腎機能低下は小さく,生命予後に与える影響も小さい可能性がある.しかし,現時点では,日本人においても,小径腎腫瘍に対する手術は,依然としてPNを優先すべきと考えられる
収録刊行物
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- Japanese Journal of Endourology
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Japanese Journal of Endourology 24 (2), 214-220, 2011
日本泌尿器内視鏡学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680485911552
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- NII論文ID
- 130005003564
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- NII書誌ID
- AA12524434
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- ISSN
- 21874700
- 21861889
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- NDL書誌ID
- 023686004
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可