仙骨表面治療的電気刺激法(ssTES)の,腹腔鏡下根治的前立腺摘除術後尿禁制獲得に及ぼす影響についての前向き検討

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  • センコツ ヒョウメン チリョウテキ デンキ シゲキホウ(ssTES)ノ,フッコウキョウ カ コンジテキ ゼンリツセンテキジョジュツゴ ニョウ キンセイ カクトク ニ オヨボス エイキョウ ニ ツイテ ノ マエムキ ケントウ

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抄録

【目的】腹腔鏡下根治的前立腺摘除術(LRP)症例に対する,術直後の仙骨表面治療的電気刺激(ssTES)が術後の尿禁制獲得に及ぼす影響について検討する.<br> 【対象と方法】2008年7月から2009年6月に同一術者,同一術式によりLRPを施行し術中術後合併症を認めない36例を対象とした.対象を骨盤底筋体操のみの群,骨盤底筋体操とssTESを併用する群に無作為に振り分け,術後1,3,6,12,24か月時の尿禁制獲得率について比較検討した.<br> 【結果】術後6,12か月目の尿禁制獲得率は併用群で有意に高く,多変量解析の結果,ssTESの施行は術後6,12か月時の尿禁制獲得に対して有意に関連していた.<br> 【まとめ】LRP手術直後のssTES施行は術後早期よりも術後6,12か月目の尿禁制獲得に有用であった.

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