カザフスタン共和国のラクダ乳酒(Shubat)の性質
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- 石井 智美
- 酪農学園大学農食環境学群
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- Nurtazin Sabyr
- Department of Biodiversity and Bioresources, Al Faraby Kazakh National University
書誌事項
- タイトル別名
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- Properties of camel milk liquor (“shubat”) in the Republic of Kazakhstan
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説明
カザフスタンではヒトコブラクダとフタコブラクダが飼われ,その乳を加熱せずに発酵させ shubat をつくってきた。製法はアフリカ諸国の qaris, garris と同じだった。5 つの試料は全てヒトコブラクダの乳が用いられ,乳酸菌数は4.9×107/ml から7.2×108/ml,酵母菌数は1.5×106/ml から3.9×107/ml,pH は3.8~4.1,エタノール含量は0.6~2.8%だった。一般成分分析値に差はなく微量成分は亜鉛が多かった。遊離アミノ酸量は試料 No. 4 でアラニンが7.8 mg/100 ml,プロリンが12.3 mg/100 ml と多かった。分離した65菌株の乳酸菌を,Lactobacillus plantarum, L. paracasei subsp. paracasei, L. casei, L.helveticus, Lactococcus lactis と同定した。Shubat の飲用が「健康に良い」と再評価が起きていた。
収録刊行物
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- ミルクサイエンス
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ミルクサイエンス 63 (2), 55-62, 2014
日本酪農科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680485981568
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- NII論文ID
- 130004684556
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- NII書誌ID
- AA11125739
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- ISSN
- 21880700
- 13430289
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- HANDLE
- 10659/4260
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- NDL書誌ID
- 025765532
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可