書誌事項
- タイトル別名
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- EEG findings of local healthy elderly population and elderly dementia population
- チイキ ザイジュウ セイジョウ コウレイシャ ト ニンチショウ コウレイシャ ノ ノウハ ショケン
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説明
認知症健診における脳波所見の特徴を検討する。茨城県利根町の認知症有病率調査 (2010年) 時の402名。5分間の脳波記録を座位で行った。詳細に判読できたのは318名 (男性; 166名77.5±7.8歳, 女性; 152名76.3±7.7歳) であった。脳波異常率はNLC (Normal Control) 群で5.7%, WNL (Within Normal Limits) 群で9.6%, MCI (Mild Cognitive Impairment) 群で18.5%, AD (Alzheimer’s Disease) 群で42.9%であった。基礎波が9 Hz未満の割合はNLC群で有意に少なく, AD群で有意に多かった。高齢者特殊所見の出現率は𝜅律動69.8%, ウィケット棘波3.5%, 側頭部徐波15.7%であった。𝜅律動は出現頻度が多いほど年齢が高い傾向にあった。基礎波周波数は認知症の病態に関連していた。𝜅律動は加齢変化と何らかの関係があると思われる。
収録刊行物
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- 臨床神経生理学
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臨床神経生理学 43 (1), 1-9, 2015
一般社団法人 日本臨床神経生理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680487008256
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- NII論文ID
- 130005129064
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- NII書誌ID
- AA11410258
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- ISSN
- 2188031X
- 13457101
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- NDL書誌ID
- 030738582
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可