書誌事項
- タイトル別名
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- Study of diagnostic risk by brain CT without X-ray examination on head injury
- トウブ ガイショウ ニ オケル CT ケンサ ノミ ノ キケンセイ
- 公開日
- 2015
- DOI
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- 10.11240/jsem.18.491
- 公開者
- 一般社団法人 日本臨床救急医学会
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説明
目的:近年,救急医療においては,頭部外傷に対して頭部CTのみで診断している例が散見される。頭蓋内出血の検出に対して頭部CT が第一選択であることは論を待たないが,頭蓋骨骨折を考慮した場合,頭部CTのみの診断で良いのか,その適否について検証を行った。方法:当院(東京都指定二次救急医療機関)を受診した頭部外傷7,126例を対象に後ろ向き研究を行った。頭部X線と頭部CTの頭蓋骨骨折に対する感度を求め,加えて,頭部CTでは検出されにくい頭蓋骨骨折の形態的特徴の分析と,頭部X線を併せて施行した際の被曝量,検査から診断に要する時間の比較検討を行った。さらに,頭部X線を施行せず頭部CTのみで診断する場合の頭蓋骨骨折を見逃す危険度を求めた。結果:頭蓋骨骨折に対する感度は頭部X線が0.99,頭部CTは0.46であった。頭部CTでは骨折の幅と角度によって検出されない形態的特徴が存在した。頭部X 線の被曝線量は頭部CTに比べて低く,検査から診断までに要する時間の延長はみられなかった(CT画像再構成時と比較)。頭部CTのみの場合と頭部X線も併せて施行した場合の頭蓋骨骨折の見逃しの相対危険度は128であった。結論:頭部CTの頭蓋骨骨折の診断能は極めて低く,骨折の幅と角度によっては検出されないことが判明し,頭部外傷をCTのみで診断することの危険性が示唆された。
収録刊行物
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- 日本臨床救急医学会雑誌
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日本臨床救急医学会雑誌 18 (3), 491-498, 2015
一般社団法人 日本臨床救急医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680487463552
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- NII論文ID
- 130005085625
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- NII書誌ID
- AA1124939X
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- ISSN
- 21879001
- 13450581
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- NDL書誌ID
- 026585231
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可
