ER-ICUでの人工呼吸器装着患者におけるモビリティプロトコール

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タイトル別名
  • A mobility protocol for an artificial respiration attachment patient in ER-ICU
  • ER-ICU デ ノ ジンコウ コキュウキ ソウチャク カンジャ ニ オケル モビリティプロトコール

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説明

人工呼吸器早期離脱を目的としてモビリティプロトコールを導入し,導入前2010年6月から10月,導入後2011年8月から12月を比較し,その効果を検討した。モビリティスクリーニングシートを作成し,プロトコールのレベルに沿って離床を行った。介入群ではパラマウント社のベッド「トータルケア®」を使用した。APACHE Ⅱ 17点未満の人口呼吸器装着日数は,対照群(n=11)で5.9±3.7日に対し,介入群(n=3)で2.3±0.6日と有意に減少(p=0.01)した。一方,APACHE Ⅱ 20点以上の人工呼吸器装着日数は,対照群(n=3)で6.0±3.6日に対し,介入群(n=9)で6.7±4.0日と差を認めなかった。プロトコールを導入したことで,患者の状態に合わせ,早期からモビライゼーションが実施できた。また,受け持ち看護師による評価や技術の違いを統一化し,ケアの質を上げることができ,人工呼吸器装着日数の短縮につながったと結論した。

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