書誌事項
- タイトル別名
-
- Paired pulse stimulation : 大脳半球間抑制IHIと小脳抑制CBI
- Paired pulse stimulation : ダイノウ ハンキュウ カン ヨクセイ IHI ト ショウノウ ヨクセイ CBI
この論文をさがす
説明
経頭蓋磁気刺激法における2つのコイルを用いたpaired pulse stimulationの例として, 大脳半球間抑制 (interhemispheric inhibition: IHI) と小脳抑制 (cerebellar inhibition: CBI) について概説する。IHIは左右のM1にコイルをおき, 片側からの条件刺激を対側からの試験刺激より6 ms以上先行させる条件で刺激を行った場合のMEP振幅が, 試験刺激単独によるMEP振幅に比べ減少するもので, M1間の脳梁を介した抑制機能を評価することができる。CBIは小脳半球と対側M1にコイルをおき, 小脳刺激をM1刺激に5–8 ms先行させる条件で刺激を行った場合のMEP振幅が, M1刺激単独によるMEP振幅に比べ減少するもので, 小脳プルキンエ細胞から歯状核視床皮質路を通る小脳遠心路系の機能を評価することができる。これらの機能は運動制御に重要な役割を果たしており, 様々な神経疾患における病態生理の解明や臨床応用が期待される。
収録刊行物
-
- 臨床神経生理学
-
臨床神経生理学 40 (4), 227-233, 2012
一般社団法人 日本臨床神経生理学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680488074880
-
- NII論文ID
- 10031159681
-
- NII書誌ID
- AA11410258
-
- ISSN
- 2188031X
- 13457101
-
- NDL書誌ID
- 030738255
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可