腫瘍部位別到達法の選択とセットアップ

  • 武中 篤
    鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野
  • 眞砂 俊彦
    鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野
  • 森實 修一
    鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野
  • 引田 克弥
    鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野
  • 本田 正史
    鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野
  • 瀬島 健裕
    鳥取大学医学部器官制御外科学講座腎泌尿器学分野

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  • シュヨウ ブイ ベツ トウタツホウ ノ センタク ト セットアップ

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<p> ロボット支援下腎部分切除術を施行するにあたっては,まずロボット専用超音波プローブやエアシール等の手術機器を準備する必要がある.腫瘍へのアプローチ法として,経腹膜到達法と経後腹膜到達法があるが,それぞれの長所,短所を十分理解する.原則として腫瘍部位により両到達法のいずれかを選択するため,両者の手技を習得する必要がある.経腹膜到達法では,腫瘍部位によりトロカー挿入部位を慎重に検討する必要がある.重要な点は,1)すべての操作が可能な部位とすべきであり,ある操作に最適なトロカー位置を求めるあまり他の操作に大きな支障を及ぼす部位とならないこと,2)実際に切除,縫合が行われるであろう場所を推定してトロカー位置を決定すること,である.経後腹膜到達法では腫瘍部位によるトロカー挿入部位の検討の余地は,ほとんどない.</p>

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