食料消費の現代的課題

書誌事項

タイトル別名
  • Current Food Consumption of Households in Japan
  • Possibilities in Cooperation with Domestic Agriculture
  • 家計と農業の連携可能性を探る

抄録

本報告では食料消費サイドのベースラインを提示する.課題は次の3点である.(1)日本の家計が経験してきた戦後の食生活の変化を考察して,その規定要因を明らかにする.(2)今後の国産農産物需要の見通しを明らかにする.(3)家計と農業の連携(家計による持続的な国産農産物の需要)の可能性を探る.結論は以下のとおりである.(1)戦後の食生活を主に規定した要因は栄養学的な要因ではなく,経済的要因である.(2)このままの状態では,家計の食料消費における国産農産物需要の割合は減少していく.(3)今後,家計が持続的に国産農産物を需要して,家計と農業が連携していくためには,国内農業の生産効率を向上させる必要がある.

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被引用文献 (1)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680490572160
  • NII論文ID
    130003398772
  • DOI
    10.11472/nokei.83.146
  • ISSN
    21881057
    03873234
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • Crossref
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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