イチゴの個別包装容器の開発

  • 紺屋 朋子
    農研機構生物系特定産業技術研究支援センター
  • 貝沼 秀夫
    農研機構生物系特定産業技術研究支援センター
  • 藤岡 修
    農研機構生物系特定産業技術研究支援センター

書誌事項

タイトル別名
  • Containers for Individual Packaging of Strawberries
  • イチゴ ノ コベツ ホウソウ ヨウキ ノ カイハツ

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抄録

軟弱果実であるイチゴの品質を低下させずに輸送できる容器として,1果ずつ包装する個別包装容器を開発した。容器は,上蓋と下蓋の一辺が連結された二枚貝のような形状で,容器の一部で果柄を把持して保持し,果実に触れるものがない状態で果実を包装できる。容器の品質保持性能を確認するために,貯蔵試験,輸送試験を実施した。その結果,質量減少率,損傷発生割合が慣行の包装形態に比べて低く,個別包装容器は品質保持に有効であると考えた。また,個別包装容器に関する意見を収集し,個別包装容器はこれまで輸送の難しかったイチゴの輸送に貢献できる見通しを得た。

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