体幹部刺創に対する治療指針についての検討
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- 寺田 貴史
- 大阪市立大学大学院医学研究科救急医学
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- 溝端 康光
- 大阪市立大学大学院医学研究科救急医学
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- 日村 帆志
- 大阪市立大学大学院医学研究科救急医学
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- 武貞 博治
- 大阪市立大学大学院医学研究科救急医学
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- 森岡 貴勢
- 大阪市立大学大学院医学研究科救急医学
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- 羽川 直宏
- 大阪市立大学大学院医学研究科救急医学
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- 山本 朋納
- 大阪市立大学大学院医学研究科救急医学
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- 内田 健一郎
- 大阪市立大学大学院医学研究科救急医学
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- 加賀 慎一郎
- 大阪市立大学大学院医学研究科救急医学
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- 晋山 直樹
- 大阪市立大学大学院医学研究科救急医学
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- 西村 哲郎
- 大阪市立大学大学院医学研究科救急医学
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- 山本 啓雅
- 大阪市立大学大学院医学研究科救急医学
書誌事項
- タイトル別名
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- TREATMENT STRATEGY FOR PENETRATED TORSO
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説明
<p> 目的 : 当科では, 体幹部刺創に対して一定の指針に則り診療を行ってきており, 今回その妥当性につき検証した. 方法 : 2010年4月から2014年12月に搬送された50例を対象とし, 後方視的に検討した. 結果 : 男性が36例, 平均年齢は53.1歳であった. 14例が来院時ショック状態であり, 循環不安定な9例は直ちに手術を施行した. 安定を得た41例のうち, 成傷器残存などの8例はCT検査を実施せずに手術を行った. 33例でCT検査を実施し, 18例は体腔への非到達を確認したため創閉鎖とした. 体腔に達していた15例に対し, 指針に則り方針を決定した. 3例で胸腔に到達しており, 全例で胸腔ドレーンを留置し創閉鎖した. 13例で腹腔に到達しており, 10例に開腹術を行った. 全例生存退院し, 創が体腔に達していたが創閉鎖した5例は遅延手術を要さなかった. 結論 : 治療成績は良好で, 初期評価で非手術とした全例で遅延手術を要さず, 指針の妥当性が示された.</p>
収録刊行物
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- 日本外傷学会雑誌
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日本外傷学会雑誌 31 (4), 420-427, 2017
一般社団法人 日本外傷学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680493364480
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- NII論文ID
- 130006178034
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- ISSN
- 21880190
- 13406264
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可