この論文をさがす
抄録
症例は神経線維腫症1型 (NF-1) の24歳男性. 15歳時には, 左前頭葉白質にT1低信号, T2高信号のleukoaraiosis様の所見を認め, 22歳まで病変は変化を認めなかった. 24歳時, 左前頭葉同部位に大脳皮質下出血を認め, 一過性の言語障害, 右不全片麻痺が出現した. 出血後の精査では出血傾向や血管病変など, 明らかな原因は見出されなかった. NF-1での動脈瘤や血管狭窄, 頭蓋内出血の既報に鑑みて, 本疾患では血管脆弱性が存在する可能性がありNF-1では脳血管障害に留意した経過観察が必要であると考えられた.
収録刊行物
-
- 脳と発達
-
脳と発達 45 (5), 383-385, 2013
一般社団法人 日本小児神経学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680495207424
-
- NII論文ID
- 10031195106
-
- NII書誌ID
- AN0020232X
-
- COI
- 1:STN:280:DC%2BC2c7kvVGktg%3D%3D
-
- ISSN
- 18847668
- 00290831
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可