ダウン症児の言語・コミュニケーションの特徴とインリアル・アプローチによる療育
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- 水田 めくみ
- 大阪医科大学LDセンター
書誌事項
- タイトル別名
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- The following four factors are characteristics of the development of language and communication among children with Down syndrome
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説明
<p> 早期のダウン症児の療育として, 言語・コミュニケーション能力へのアプローチが重要である. 当センターでは音声言語出現以前のコミュニケーションの発達に着目し, インリアル・アプローチの理論に基づいた小グループでの療育訓練を実践している. インリアルの個別実践を行った症例では, ダウン症児特有の発語の不明瞭さ, 伝達内容の曖昧さがみられたが, 子どもの行為や意図を読みとりながら支援者 (ST) が訓練の目標を意識して支援した結果, 二語文の増加や三語文出現がみられた. 小グループでも複数のSTが役割を明確にし子どもの意図に合った 「やりとり」 を実現することで, コミュニケーション意欲の維持・発語模倣の促進につながると思われた.</p>
収録刊行物
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- 脳と発達
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脳と発達 50 (2), 115-120, 2018
一般社団法人 日本小児神経学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680495856640
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- NII論文ID
- 130006575910
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- ISSN
- 18847668
- 00290831
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可