根管の探索に歯科用コーンビームCTを応用した急性根尖性歯周炎の1症例
書誌事項
- タイトル別名
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- The Use of Cone-beam Computed Tomography (CBCT) for Orientation of Root Canals: A Case Report of Acute Apical Periodontitis
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抄録
目的 : 近年, 歯科用コーンビームCT (CBCT) を歯内療法における検査として取り入れることで, 良好な臨床成績を得られた症例が多数報告されている. 今回, 根管の探索が困難であった急性根尖性歯周炎の症例にCBCTを応用したところ, 良好な治療成績が得られたので, その経過について報告する.<br> 症例 : 患者は79歳男性. 左側上顎小臼歯部の強い自発痛および咬合痛を主訴として来院した. 臨床症状とデンタルエックス線所見より, 上顎左側第一小臼歯はpartial pulp necrosisによる慢性根尖膿瘍の急性化, 上顎左側第二小臼歯は急性根尖性歯周炎と診断した. 急性症状の緩和のため根管からの排膿を試みたところ, 根管口が厚い添加象牙質で被覆されていたため, 根管への到達が困難であった. そこで, CBCT画像を用いながら象牙質の切削を進めたところ, 根管へ到達することができ, 良好な治療経過が得られた.<br> 結論 : 厚い添加象牙質に被覆された根管の探索に, CBCTの使用はきわめて有効であることが示唆された.
収録刊行物
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- 日本歯科保存学雑誌
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日本歯科保存学雑誌 57 (2), 188-196, 2014
特定非営利活動法人 日本歯科保存学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680499451008
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- NII論文ID
- 130004669780
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- ISSN
- 21880808
- 03872343
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可