天敵への防衛の概念を取り入れたワームの捕食モデルの提案

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タイトル別名
  • Proposal of predator model of worm infection with the protective state

抄録

進化し続けているコンピュ?タウイルスの中で,ウイルス同士による補食関係が近年多く見られるようになった.本研究では、実際の被食ウイルスの観測数の説明の試みとして、天敵への防衛の概念を取り入れたワームの補食モデルを提案する.補食モデルには各ホストが従う状態遷移モデルと全体での個体数の変動を表す数理モデルがある. 捕食関係にあるウイルスのモデル化が従来研究で報告されているが, 何れも捕食ウイルスが被食ウイルスを絶滅させると報告されていた.しかし被食ウイルスであるW32.Blaster.Worm を観測した結果,補食ウイルスであるW32.Welchia.Worm に絶滅させられずに存在し続けていることが解った.これは従来モデルでは適切に説明できない. 提案モデルを用いることで被食ウイルスの観測数を適切に説明できる.

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  • CRID
    1390282680500424064
  • NII論文ID
    130005006588
  • DOI
    10.11309/jssstconference.21.0.29.0
  • ISSN
    13493515
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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