労働と看護の質向上のためのデータベース(DiNQL)事業:日本看護協会の取り組み

  • 岩澤 由子
    公益社団法人 日本看護協会 看護開発部看護情報課

書誌事項

タイトル別名
  • Database for improvement of Nursing Quality and Labor (DiNQL) project by Japanese Nursing Association
  • ロウドウ ト カンゴ ノ シツ コウジョウ ノ タメ ノ データベース(DiNQL)ジギョウ : ニホン カンゴ キョウカイ ノ トリクミ

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説明

<p>近年,医療ビッグデータの利活用が期待されているが,看護に関するデータ収集の取り組みは始まったばかりである。日本看護協会では労働環境の整備と看護の質向上を目指し,2012年度より「労働と看護の質向上のためのデータベース(Database for improvement of Nursing Quality and Labor:DiNQL,ディンクル)事業」に取り組んでいる。本事業は看護の質と労働環境のベンチマーク評価を通じて,看護管理者のデータマネジメントを支援するもので,2016年度は583病院4,964病棟が参加している。看護に関するデータが,月単位かつ病棟単位で組織横断的に集約されているデータベースとしては国内最大規模である。本稿では,本事業の背景を概観したうえで,本事業の取り組みと意義を紹介し,最後に課題と今後の展望を示す。</p>

収録刊行物

  • 情報管理

    情報管理 59 (7), 449-456, 2016

    国立研究開発法人 科学技術振興機構

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