鉄骨鉄筋コンクリート柱脚の耐力と履歴特性に関する実験的研究

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タイトル別名
  • STRENGTH AND HYSTERETIC CHARACTERISTICS OF STEELREINFORCED CONCRETE COLUMNS WITH BASE
  • テッコツ テッキン コンクリート チュウキャク ノ タイリョク ト リレキ ト

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抄録

鉄骨要素をアンカーボルトによりピン接合した柱脚を含む充腹形式の鉄骨鉄筋コンクリート柱の実験結果より下記の結論を得た。1) 柱脚側は曲げひび割れが発生する迄は鉄骨要素と鉄筋コンクリート要素とは一体として働き, 曲げひび割れが発生すると柱脚から柱せいまでの範囲はそれぞれの要素は別々に働らくと考えられる。2) 柱脚部の曲げひび割れモーメントは, Fig.7に示す様な断面と考えて(1)式で推定できる。3) 柱脚側のせん断ひび割れ荷重は, 鉄筋コンクリート部材のせん断ひび割れ荷重とほぼ等しく, (4)式で推定できる。4) 柱脚部の降伏および最大曲げ耐力は, Fig.7に示す断面として平面保持を仮定して求めた計算により推定できる。また, 柱脚部の鉄骨要素の曲げ耐力として(5)式より求めた累加曲げ強度式は, 降伏曲げ耐力を若干過大評価し, 最大耐力を比較的良く説明している。5) 鉄骨要素の反曲点と鉄筋コンクリート要素の反曲点とはほぼ一致し, その反曲点は外力による曲げモーメント図の反曲点と一致している。

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