中国北東部・白頭山地域の台地玄武岩マグマの成因

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タイトル別名
  • Genesis of basaltic plateau magmas in the Changbaishan area, northeast China

抄録

中国北東部には、新生代の大陸プレート内マグマ活動によって形成された玄武岩質溶岩台地が点在している。それらの中で、長白山地域に分布する溶岩台地を対象とした物質科学的研究を行った。岩石の地球化学的特徴と年代値との相関を検討した結果、約5Ma以降、時代とともにマグマ生成深度が徐々に深くなり、マントルの部分溶融度も徐々に低下していったことが明らかになった。これらの特徴は、上昇するマントル物質の化学組成やポテンシャル温度の時間変化では説明がつかず、“Big Mantle Wedge” 内のマントル対流の速さが徐々に低下するというモデルによって説明できることを示した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680521321728
  • NII論文ID
    130004601477
  • DOI
    10.14824/jakoka.2009.0.86.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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