海洋地殻地震波構造の解釈 ~フィリピン海ゴジラメガムリオンを例として~

書誌事項

タイトル別名
  • An interpretation of a seismic cross section of oceanic crust: an example from Godzilla megamullion, Philippine Sea

説明

本研究では,ゴジラメガムリオンで採取されたハンレイ岩の地震波特性を明らかにして,ゴジラメガムリオンのP波速度構造断面の解釈を試みた.はじめに針金ほかの研究(Harigane et al., 2008, Tectonophysics; 2010, Island Arc; 2011, Lithos)によって解析されたハンレイ岩の斜長石・単斜輝石・角閃石それぞれの結晶方位定向配列の結果を用いて,それぞれの鉱物の地震波特性を計算した.この計算結果を基にして,さらに斜長石50%単斜輝石50%のモード組成をもつハンレイ岩(pl50cpx50)と斜長石50%角閃石50%のモード組成をもつ角閃岩(pl50amp50)として地震波特性を計算した.この結果をゴジラメガムリオンのP波速度構造断面に適用したところ,深部に向かって次第にハンレイ岩が角閃岩に変化する(次第に海洋地殻下部が含水化している)と解釈された.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680521923456
  • NII論文ID
    130005008368
  • DOI
    10.14824/jakoka.2011.0.118.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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