地熱系におけるカルサイトスケールと流体化学平衡

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タイトル別名
  • Chemical equilibrium for calcite scale in HDR geothermal system

抄録

相平衡計算ソフトSOLVEQ-CHILLERを用いて、山形肘折高温岩体地熱実験における地熱流体とカルサイト、硬石膏、石英との化学平衡の経時変化を求めた。循環の初期では生産井HDR-2aにおいてカルサイトの平衡温度は100℃、硬石膏や石英は250℃であった。しかし、HDR-2aの急速な温度低下後は、石英と硬石膏の平衡温度は急低下し、カルサイトの80度における平衡定数は急速に増加し、過飽和状態となった。このことは地上配管部においてカルサイトスケールの沈殿が急速に増加することと対応した。また、この急速な沈殿は、流体からのCO2の離脱も大きく関与した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680523135232
  • NII論文ID
    130005008178
  • DOI
    10.14824/jakoka.2008.0.16.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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