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Zebrafish: a model system for studying environmental stress response
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- KOBAYASHI Makoto
- Faculty of Medicine, University of Tsukuba
Bibliographic Information
- Other Title
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- ゼブラフィッシュを用いた環境ストレス応答の研究
Description
ゼブラフィッシュは、25年ほど前から、発生学分野で急速にメジャーになったモデル動物です。その有用さが知れ渡り、発生学以外の分野でも活用され始め、モデル脊椎動物として、特に海外では、マウスの次の地位に占めつつあります。医学的見地に立つと、哺乳類であるマウスと比べると、ヒトから遠いという弱点がありますが、倫理面と経済面では逆に優れています。ES細胞が樹立されてないため、遺伝子破壊ができないという弱点もありましたが、ゲノム編集法の開発により、簡便にノックアウト系統を作製できるようになりました。<br> 他のモデル動物と比して、特に有利なのは、1)胚や幼魚が透明なため、個体レベルでの遺伝子発現解析やイメージング技術に適していること、2)水棲動物なので、薬剤処理が培養細胞並に簡便で、ケミカルバイオロジーに適していること、3)1ペアから数百の受精卵を生じるため、サンプル数が多く、多重遺伝子改変系統であっても遺伝学的解析が可能なことです。従って、化学物質に応答した遺伝子発現誘導の個体レベルでの解析が、ゼブラフィッシュの最も得意とする解析とわかります。<br> 本講演では、私の研究室で行っている「ゼブラフィッシュを用いた環境ストレス応答の研究」、を題材に、モデル動物としてのゼブラフィッシュの良さ、頻用される技術、最近の話題などについてご紹介します。本シンポジウムを期に、ゼブラフィッシュに興味をもつ研究者が増えることを期待しています。
Journal
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- Annual Meeting of the Japanese Society of Toxicology
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Annual Meeting of the Japanese Society of Toxicology 42.1 (0), S20-4-, 2015
The Japanese Society of Toxicology
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680525646976
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- NII Article ID
- 130005483772
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed