ポリクロメータの迷光低減の検討

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タイトル別名
  • Reduction of the stray light in polycrometer

抄録

シングル回折格子と受光器アレーを組み合わせたポリクロメータは、分光測定を手軽に行える装置として照明・光源分野に普及している。しかしながらその構造から迷光低減が課題であった。特に、一般照明用光源の紫外域での有害紫外放射の評価など紫外域での分光測定を行う場合、可視から赤外にかけての強い光に比べ、紫外域では測定光自体が微弱なため迷光の影響は大きく1)、紫外の分光測定精度を損なう要因であった。今回、モノクロメータと異なり回折格子などの光学系に可動部がないため、分光器内部の迷光の分布が変わらないというポリクロメータの構造的な特徴を利用し、受光器アレーの一部を迷光モニターとして迷光低減を試みた.有害放照度値は従来のポリクロメータは理論値の倍以上であり迷光の影響がかなり大きかった。これに対して迷光補正ポリクロメータは、理論値に対して迷光を10%程度に低減された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680525822336
  • NII論文ID
    130006953647
  • DOI
    10.11515/ieijac.42.0.120.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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