新名神高速道路 鈴鹿トンネル(下り線)の照明設備

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タイトル別名
  • Lighting installation of Suzuka tunnel(for Kobe) of Shin Meishin Expressway.

抄録

2008年2月に開通した新名神高速道路において、三重県と滋賀県の県境に位置する鈴鹿トンネル・下り線(延長約4.0 km)は、2車線に付加車線を加えた3車線の車線運用となっている。この鈴鹿トンネルは、内空断面積が140 m2という通常の約2倍の大断面を有しており、車道幅員10.75 m(3.5 m×2、3.75 m×1)に、走行側路肩3.0 m、追越側路肩1.25 mを加えた広幅員構成となっている。このような大断面・広幅員の長大トンネルに対して照明基準を検討したうえ、これを実現する照明設備を開発したので、その概要を報告する。 鈴鹿トンネルの主な照明要件は、 (1) 設計速度:100 km/h、 (2) 基準路面輝度:9.0 cd/m2、 (3) 輝度均斉度:総合均斉度 0.4 以上、車線軸均斉度 0.6 以上、 (4) 基準路肩照度:車道照度の1/2 以上、 である。これらの要件を満足する照明設備として、所要光束2万lmを満足し、かつ従来のHf蛍光ランプ32W×2灯形筐体を使用した、Hf32W×4灯形高効率灯具を新たに開発し設置した。その照明設備の特徴は次の通りである。 (1) 快適視環境を実現、 (2) 建設コストの大幅縮減(従来Hf蛍光ランプ32W×2灯用照明灯具比)、 (3) 走行安全性の向上(ランプ不点による器具ごとの全数不点の可能性を大幅改善)。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680525948032
  • NII論文ID
    130006953679
  • DOI
    10.11515/ieijac.41.0.61.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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