相関色温度と照度レベルの違いによる物体色の色の見え

書誌事項

タイトル別名
  • Color appearance of object colors at various correlated color temperature and illuminannce

説明

物体色の色の見えは、それを照明する光源の分光分布特性、照度、背景、大きさや順応時間などの影響を受ける。ここでは、その相関色温度、照度、背景を変化させたときの物体色の色の見えを調べることを目的とし、それらを変化させたときの物体色の色の見えを各条件に順応後、測定し検討した。 実験は、刺激としてNCS表色系から彩度の高い1090-R, 0080-Y, 2070-G, 1070-Bの純色4色とその中間色12色を選び、相関色温度は液晶プロジェクターにより3000K~9000K変化させた。背景はN2,N6,N9とし、刺激面の照度は10,100,1000lxの3段階とした。実験方法として、無彩色に塗装されたブースの内部に順応後、2°視野の大きさの刺激を1枚ずつ呈示し、その色の見えの色み・白み・黒み成分および色相成分を測定した。被験者は色覚正常者4人である。実験は予備実験後、同じ条件で5セッション実施した。その結果、刺激RとBでは相関色温度に対する特性が逆になった。また、照度が高くなると色み成分も増加したが10lxと100lxではその差が大きく、100lxと1,000lxでは差が小さくなった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680526101888
  • NII論文ID
    130006953747
  • DOI
    10.11515/ieijac.42.0.89.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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