製薬企業のSEND対応事例 - プロジェクト立ち上げからSENDデータの有効活用まで -

  • 正田 俊之
    日本たばこ産業 医薬総合研究所 安全性研究所
  • 二関 拓也
    日本たばこ産業 医薬総合研究所 安全性研究所
  • 横山 英明
    日本たばこ産業 医薬総合研究所 安全性研究所
  • 大信田 慎一
    日本たばこ産業 医薬総合研究所 安全性研究所
  • 石田 富男
    日本たばこ産業 医薬総合研究所 安全性研究所
  • 剣持 佑介
    日本たばこ産業 医薬総合研究所 安全性研究所
  • 松尾 祐志
    日本たばこ産業 医薬総合研究所 安全性研究所
  • 真下 祐輔
    日本たばこ産業 医薬総合研究所 安全性研究所
  • 高橋 統一
    日本たばこ産業 医薬総合研究所 安全性研究所
  • 松井 拓也
    日本たばこ産業 医薬総合研究所 安全性研究所
  • 柿本 恒知
    日本たばこ産業 医薬総合研究所 安全性研究所
  • 益崎 泰宏
    日本たばこ産業 医薬総合研究所 安全性研究所
  • 菅井 象一郎
    日本たばこ産業 医薬総合研究所 安全性研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Example of SEND implementation in pharmaceutical company - From launch of a project team to effective utilization of the SEND data sets -

説明

2016年12月17日以降に開始した非臨床試験をFDAへのNDAに使用する場合,試験情報及び試験結果をCDISC標準の1つであるSEND (Standard for Exchange of Nonclinical Data) 形式に変換した電子データを従来の提出物に加えて提出することが義務付けられた。INDについては2017年12月17日以降に開始した非臨床試験が対象となり,FDAへ申請を行う製薬企業にとってSEND対応は必須となっている。日本の製薬企業では,各社での開発戦略,各プロジェクトの開発状況,安全性試験の実施施設(所内もしくはCRO),IT部門の規模やスキルなどによって各社,様々な対応を始めていると思われる。弊社は米国でFIH試験を実施することが多いことから,SEND対応は必須の要件と考え,2014年より各種準備を進めてきた。現在までに,外部委託で作製したSENDデータセットを用いて2回の予行演習 【① 2015/3Q FDA trial submission(ラット及びイヌ2週間試験),② 2016/2Q  FDAにIND時に同時提出(ラット及びイヌ1か月試験)】の実施まで完了し,『外部機関でのSENDデータセット作製→安全性研究所での確認→薬事部への送付→アメリカ支社への送付→アメリカ支社薬事部よりFDAへIND申請』 までの一連の流れを実地検証し,外部施設を含めた各部署間でのデータの受け渡しや保管などの流れまで含めて,本番に備えての一気通貫での手順の検証まで完了した。<br> 弊社では,まだ依然としてSEND完全対応のための各種施策を実施中であるが,今までの対応で気づいた問題点等は,これから本格的に対応を進める製薬企業にとって,多少なりとも参考になると思われるので,ここに紹介したい。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680526395008
  • NII論文ID
    130006582184
  • DOI
    10.14869/toxpt.44.1.0_p-90
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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