都産技研におけるLED光度・配光・全光束測定システムの開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development of the measuring system of the luminous intensity distribution and the total luminous flux of LEDs on TIRI

説明

一般的な砲弾型・表面実装型LEDに対応した光度・配光・全光束測定システムを開発した。当システムは、砲弾型LED(φ3mm_から_φ10mm)及び表面実装型LED(1.6mm×0.8mm_から_6mm×6mm程度)について、CIE平均化LED光度の測定方法に準拠した測定が可能である。また、回転ステージの自動制御によって配光・全光束測定も行うこともできる。分光応答度特性のV(λ)からの外れを小さく抑えた受光器を製作し、簡易分光器も組み合わせることで特に有色LEDの測光誤差を低減させた。測定の不確かさの試算を行い、システムの信頼性の評価とした。その結果、受光器の値付け・測定距離設定・LEDを設定する際の測光軸からのずれ・周囲温度変動・分光応答度の値付けなどが比較的大きな不確かさ要因であることが判明した。また、配光測定値から全光束を算出し、球形光束計による測定値との比較を行った結果、両者の値は概ね一致した。以上から、実用上十分な精度を持ったシステムの構築ができたので、依頼試験等に活用していく。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680526497152
  • NII論文ID
    130006953915
  • DOI
    10.11515/ieijac.39.0.133.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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