低誘虫照明器具の開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Low Insect Attracting Lighting Fixture

説明

最近、食品への異物混入等が大きな社会問題となっており、これら食品への異物混入に関する苦情の中で最も多いのは昆虫であり、その昆虫の中には光に誘引されて侵入するもの多くある。その場合には昆虫を誘引し難い黄色の光を照明に使用していることがあるが、演色性が悪く、作業環境での照明としては好ましくない。<br> そこで、本報では室内で以下の様な昆虫の行動実験を行い、簡易暗室に2台の照明器具を配置し、サンプル側の器具に370から600nmの各波長をカットするフィルタを取り付け、2種の昆虫を放して各々の器具に誘引された昆虫を捕獲し、昆虫の誘虫性を評価した。<br> その結果、光源の発光波長のうち410nm以下をカットすることにより、光源に誘引される誘虫数を光源単体よりも1/10に低減できることが分かった。また、410nm以下の波長をカットしても光源の演色性に殆ど影響しないことも分かった。このような知見を基に演色性の高い低誘虫照明器具を開発した<br>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680526820352
  • NII論文ID
    130006954031
  • DOI
    10.11515/ieijac.37.0.139.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ