酸性度変化を伴うノルボルナジエン-クアドリシクラン異性化反応を用いた界面物質移動の光制御

書誌事項

タイトル別名
  • Photocontrol of interfacial mass transfer by acidity adjustable norbornadiene-quadricyclane valence isomerization

説明

本研究は、同波長の光を照射するという操作により、一回おきにON・OFFを繰り返すFlip-flopフォトクロミズムの実現を目的とする。優れたフォトクロミック特性をもつことが知られている電子供与基と受容基が置換したノルボルナジエン(N)_-_クアドリシクラン(Q)光異性化系に注目した。NからQへは、光を直接吸収することによる光異性化、QからNへは、増感反応によりラジカルカチオン中間体を経る電子交換反応により進行する。置換ジカルボン酸モノエステル体では、NとQのカルボン酸のpK値が1.5以上異なることが明らかとなっている。そこで、界面での物質移動が制御可能な反応系について検討した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680531015552
  • NII論文ID
    130004646366
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.55.0.33.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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