1-フェナシルキノリニウム塩とアミン類間のプロトン移動反応に及ぼすプロトン性および非プロトン性溶媒の効果

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タイトル別名
  • Solvent effects of proton transfer reaction of 1-phenacylquinolinium bromide with amines

抄録

アセトニトリル―THFおよび_-_エタノール混合系で1-フェナシルキノリニウム塩(Q)からアミン類へのプロトン移動反応の平衡定数、速度定数を分光学的に求めた。この反応の生成物は,イリドとアミンのプロトン付加体である。前者の系の平衡定数はTHFの増加に伴いプロトンスポンジ(PS)では減少し,トリエチルアミン(TEA)およびN-メチルピペリジン間の反応では増加した。速度定数は,PSでは、極大値をもち、TEAでは単調に減少した。また, THFの組成を変えた時の平衡定数および速度定数の変化傾向は、エタンジアミン,プロパンジアミン(PD),ブタンジアミンの順にTEAからPSにへと変わることを見出した。後者の系では、速度定数の変化の様子はアミンの種類によらないが,平衡定数は、PS、TEA、PDでは、変化傾向が異なった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680531180800
  • NII論文ID
    130005010977
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.17.0.188.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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