ニトロアルカン異常性:正逆両反応の速度論

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タイトル別名
  • Nitroalkane Anomaly: kinetic study on both forward and reverse processes

抄録

ニトロアルカン類からのプロトン移動反応の速度がニトロアルカン類の酸性度から予想されるよりもはるかに遅い現象はニトロアルカン異常性としてよく知られている。我々は既に小分子炭素酸のシリーズについての理論計算から、この異常性が平衡定数(酸性度)に由来するという予備的な知見を得ている。今回、置換フェニルニトロメタン類のプロトン移動反応について、正逆両反応の速度に及ぼす置換基効果を測定し、この異常性の原因を実験的に検証した。その結果、逆反応(アニオンへのプロトン化)において異常な置換基効果を見出した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680531856896
  • NII論文ID
    130004646412
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.55.0.75.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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