キラルリチウムアミド反応剤を用いた2-シクロヘキセン-1-オールの立体選択的不斉合成反応の反応中間体および遷移状態の構造:MM3分子力場による立体選択性の理論的予測

書誌事項

タイトル別名
  • Structures of reaction intermediates and transition states for the stereoselective asymmetric synthesis of 2-cyclohexen-1-ol using chiral lithium amides : Theoretical prediction of stereoselectivity by MM3 force field

説明

キラルリチウムアミドを用いるとシクロヘキセンオキシドから2-シクロヘキセン-1-オールをエナンチオ選択的に合成することができる。この反応に関してシクロヘキセンオキシドとキラルリチウムアミドからなる反応中間体のモデルを考え、それらの安定構造やエネルギーをMM3分子力場を用いて計算し、立体選択性の理論的予測の可能性を検討した。結果は実験的に得られたエナンチオマー過剰率とMM3分子力場計算から求めた(S)-体生成中間体の存在比との間に良い相関が見られた。これらのMM3分子力場計算で求めた反応中間体の構造とab initio計算で求めた遷移状態の構造の比較も行った。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680532055296
  • NII論文ID
    130004645150
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.18.0.52.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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