TSFとTTFを融合させた新規ドナーの合成と性質

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タイトル別名
  • Syntheses and properties of novel tetraselenafulvalene donors fused with tetrathiafulvalene

抄録

これまで当研究室では、多くのTTP系ドナーを合成し、そのCT錯体及びラジカルカチオン塩の構造と物性について検討を行い、数多くの伝導性錯体が二次元的な分子配列をとり低温まで金属的な伝導性を示す事を明らかにしてきた。その中でも、TTP骨格中へのSe原子の導入は、S原子より強いSe・・Se接触に伴うバンド幅や次元性の増大に期待が持たれる。今回、伝導性錯体におけるバンド幅増大を目指し、TSFとTTFが融合した新規TTP系ドナーの合成を行い、それらの性質について検討したので報告する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680532349824
  • NII論文ID
    130004646187
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.37.0.197.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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