77Se NMR化学シフトにおける相対論効果：ZORAレベルにおけるスカラーおよびスピン－軌道相互作用項の評価

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タイトル別名
  • Relativistic Effect on 77Se NMR Chemical Shifts: Explicit Evaluation of Scalar and Spin-orbit Terms in the Framework of ZORA

説明

DFT-GIAO法を適用して、40種類のセレン化合物におけるσ(Se) (磁気遮蔽テンソル)に対する相対論効果を、スカラー項およびスピン－軌道相互作用項に分離して評価した。具体的には、ZORA（zeroth-order regular approximation）レベルにおいて、STO原子軌道であるQZ4Pae (Quadruple zeta all electron with four polarization functions) を用いて、σ(Se)に対する相対論効果の評価を行った。その結果、スカラー項に対応する σd(Se：反磁性項)、σp(Se：常磁性項)およびσd+p(Se)における相対論効果は、それぞれ、-24 ～ -20 ppm, -115 ～ -3 ppm, および -136 ～ -26 ppmと評価された。一方、スピン-軌道相互作用項は、92 ～ 225 ppmであった。従って相対論効果全体としては、-8 ～ 152 ppmと評価された。詳細を報告する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680533383168
  • NII論文ID
    130004646067
  • DOI
    10.11494/kisoyuki.2011.0.89.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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