畳空間にかかわる住様式と住意識の検討

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書誌事項

タイトル別名
  • A trend of tatami rooms viewed from residents’ consciousness
  • —Case of detached house in Kumamoto pref.—
  • —熊本の注文戸建住宅における—居住者の畳空間に対する要求とデザイン志向

抄録

熊本県の注文戸建住宅を対象として, 畳空間に関わる住意識を明らかにし今後の畳空間の計画に資する基礎資料を得ることを目的とした. 継続調査として, 畳空間の地域性を検討するため, いぐさの主産地·熊本を対象とした. 個人票回答者の分析を行った. 住意識について(1)畳空間に対する要求と評価を明らかにし(2)デザイン志向の方向を見出すことの2側面から検討した. a. 畳への愛着b. 部屋の必要性c. 畳の床材評価d. 起居様式(床座)との関係から, 畳空間に対する要求や評価をみると, 熊本でも畳に慣れていない若年層を中心に, 畳空間へのこだわりが薄らぐ傾向にある. (2)畳空間のデザイン志向について「伝統/現代」を軸としてみると, 熊本に特徴的な客間の伝統的畳室のみならず, 現代的なデザイン志向も存在することが確認された.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680533969152
  • NII論文ID
    130006955405
  • DOI
    10.11428/kasei.54.0.322.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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