有松絞りの技法に関する一考察

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タイトル別名
  • Analysis on the techniques aspects of ARIMATSU SHIBORI

抄録

日本における絞り染めの中で有松絞りほど多種の技法を持つところはないことは周知のことであるが、手工芸技術に依存しているため技法の種類は変動している。そこで発祥から現在に至るまで有松という産地で作られてきた技法について調査し、なくなってしまった技法については一部復元することで絞りの製作方法について検討した。なくなってしまった技法について見ていくと、経営上の問題として手間が掛かるわりには売れない、技術上の問題として技術が至難であるため修得するまでに時間を要することから継承する者が居なくなってしまった。このような絞り技法を守っていくには従来からの製作方法を記録に残すと共に、その残された資料を精査し、失われた技術の可能性を考えたい。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680534003328
  • NII論文ID
    130006955429
  • DOI
    10.11428/kasei.54.0.298.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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