オスカー·ワイルドの喜劇にみるダンディ

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タイトル別名
  • Dandies in Oscar Wilde’s comedies

抄録

19世紀後半のイギリスの作家であるオスカー·ワイルドは、自らダンディを標榜し、注目されていた。彼の4作の喜劇、『ウィンダミア卿夫人の扇』、『つまらぬ女』、『理想の夫』、『まじめが肝心』のなかで、自分と同じようなダンディな人物を生み出している。本論では、それらの人物を通してワイルドのダンディを明らかにする。その結果、ワイルドはダンディのさまざまな側面を何人かの人物の姿として描いている。退廃的なダンディや、自己を犠牲にして人のために尽くすダンディなど対照的な人物像であるが、どちらも洗練された衣裳とボタンホールの花が共通する美意識である。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680534012672
  • NII論文ID
    130006955440
  • DOI
    10.11428/kasei.54.0.292.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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