部屋干しに対する除湿機の効果
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of the dehumidifier to the indoor drying
説明
目的 近年我が国に於いては住宅事情や生活様式の変化が著しく、特に洗濯に関しては手洗いまたは二槽式電気洗濯機を使って洗濯をし日中に天日干しをする方式から、ドラム式の全自動洗濯乾燥機による方式に移行しつつある。しかしながら回転ドラム方式による衣類の乾燥は衣類相互の摩擦から生じる被洗物の損傷が著しく衣類の耐用年数を縮める要因となっている。この点に着目してきた著者は30年前から除湿機を利用した部屋干しを実践し、効率よく衣類の乾燥を実施してきた。この経験を基に本研究では現在市販されている除湿機による乾燥実験を行いその有効性を報告する。 <BR>方法 被乾燥物としては綿白布により作成した90cmX90cmの試験布を使用した。これら試験布の絶乾質量を予め測定しておき水洗後に遠心脱水機で一定の含水率(一般の電気洗濯機による洗濯後の含水率)になるように調整した物を各種乾燥実験に用いた。衣類乾燥機は洗濯実験室に設置してある家庭用を使用した。その他の乾燥実験は除湿機・エアコン及び換気扇を設備した乾燥室に於いて実施した。 <BR>結果 含水率を一定にした被乾燥物を吊し干しにより部屋干しする際に、被乾燥物の乾燥時間に対する乾燥室に設置した換気扇、エアコンの除湿機能、除湿機の効果を個々に調べたところ、性能の良い除湿機を稼働させた場合が最も短時間で乾燥し、最終的な含水率も小さくなった。
収録刊行物
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- 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
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一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 61 (0), 306-306, 2009
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680534103808
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- NII論文ID
- 130006955557
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可