家庭科における障害者が関わる授業について—視覚障害者の立場から—

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書誌事項

タイトル別名
  • The possibility of handicapped people as teacher’s aids in home economic classes—Presented from the point of view of a visually handicapped person—

抄録

交通事故により失明した受傷者が、生活復帰プロセスにおいて遭遇したバリア事例と受傷者自身の家庭科の教育経験に基づき考察し、視覚障害者の立場からの提言をして家庭科教育に資することが目的である。事例対象者は、本学会での研究発表業績(被服学領域)を有し、高校家庭科教員在職時に障害者となった。資料は、2000年2月から2年間の生活復帰過程でのバリア体験記録と共同発表者の聞き取り記録である。バリアフリーに関する教育、障害者と関わる授業や障害の疑似体験授業の方法などを検討する。福祉を学ぶことは日常生活に関する危機管理教育ともいえ、実践的で応用ができる知識と能力の養成が可能。体験学習では、内容の精選、事前学習、安全チェックや危険の予測と回避など学習環境整備が必要である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680534197504
  • NII論文ID
    130006955649
  • DOI
    10.11428/kasei.54.0.373.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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