オールト雲天体の検出を目指して

書誌事項

タイトル別名
  • Endeavor for the detection of Oort Cloud objects

説明

長周期彗星の故郷・オールト雲は、太陽から数万AUの位置に球殻状に分布すると考えられている。しかし、その存在はいまだ観測的に証明されていない。そこで離心率が大きく惑星領域に落ちてきている天体を検出することを考えた。すばる望遠鏡Suprime-Camのアーカイブデータからのオールト雲天体検出を目指す。 まず、オールト雲天体の検出可能性を見積もった。14平方度に1つの天体が検出できるはずである。次に、移動天体を効率良く検出するための解析方法を開発した。この方法で実際にデータ解析を行ない、高黄緯で移動天体の発見に成功した。また、検出した天体の軌道要素についても議論する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680534507008
  • NII論文ID
    130005011520
  • DOI
    10.14909/jsps.2004f.0.22.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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