ストッキング着用時の衣服圧と体型との関係
書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between The Body Measurements Value and Clothing Pressure Wearing The Stockings
抄録
ストッキング着用時の衣服圧と体型との関係 ○嶋根歌子* 土肥祥司** 井上真理*3 大泉幸乃*4 小柴朋子*5 斉藤秀子*6 薩本弥生*7 田村照子*5 (*和洋女大, **(社)人間生活工学研究センター, *3神戸大, *4東京都立産業技術研究センター, *5文化女大, *6山梨県立大, *7横浜国大) 目的 多種多様なパンティストッキングが開発され、販売されている。しかし、実際に着用した場合、個人の体型の違いにより生じる衣服圧は身体各部でどの程度異なるのか、圧迫感とどのような関係があるのかを検討する必要がある。本研究は、通常Mサイズを着用している30名の被験者が締めつけ力の異なるMサイズのストッキングを着用した時の衣服圧を計測し、体型との関係を検討した。 方法 サンプルは締め付け力に違いがあるパンティストッキング2種、ハイソックス1種。被験者は20代女性30名で、身体形状を把握するため下半身22箇所を寸法計測した。圧力計測は、エアパック式衣服圧測定器(AMI製)を用い、自然立位時と座位時で行った。センサーは腹部前面、同外側、大腿1/2囲外側、同後面、下腿最大囲前面、同外側、同後面、下腿最小囲前面、同外側、同後面の計9点、ハイソックスについては、下腿最大囲前面、同外側、同後面、下腿最小囲前面、同外側、同後面の計6点に貼付した。官能検査は、サンプル着用後なじませたのち、全体の圧感覚、嗜好性、肌触り、装着性、及び腹部・下腿最大囲・下腿最小囲の圧感覚、嗜好性、動作性を評価した。 結果 (1)衣服圧は腹部、大腿部で低く、バラツキも小であるのに対し、下腿最大囲前面で最も大きな値を示し、バラツキも大で、被験者の下肢形状が影響していると考えられた。(2)ハイソックスでは、下腿最小囲後面が大きな圧力でバラツキも大であった。
収録刊行物
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- 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
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一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 59 (0), 2-2, 2007
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680534564992
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- NII論文ID
- 130006956195
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可