反射スペクトルで見る月表側地殻岩石の組織と組成の多様性

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タイトル別名
  • Spectroscopic study of Apollo 16 and 17 lunar highland crust

抄録

月面位置が特定できるアポロ試料について、反射スペクトルと岩石組織・鉱物組成の相関関係を理解することは、SELENE探査データを正確に解釈する上で極めて重要である。本研究では、月表側地殻のスペクトル特性を理解するために、アポロ16号と17号地点近傍5カ所の斜長岩質試料について、分光反射特性を測定し、それらの岩石組織及び鉱物組成とあわせた考察を行った。その結果、60025以外では低Ca輝石の存在が顕著に示されているが、これは、表側高地の斜長岩質地殻が月面位置、角レキ化や変性度の違いにより多様なスペクトルを示すことを示唆するものである。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680535508608
  • NII論文ID
    130004636067
  • DOI
    10.14909/jsps.2006f.0.17.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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