年齢別にみた熱い飲み物の適温
書誌事項
- タイトル別名
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- The hot drink that is a suitable temperature by age group
説明
【目的】近年、ペットボトルのお茶がいたるところで販売され、冷たいお茶を飲む機会が増えている。特に若者の茶葉で淹れるお茶を飲む機会が減っていることも言われている。このような状況から、若者の熱い飲み物の適温が低くなっていることも考えられる。一般的に熱い飲み物の適温は体温に25~30℃を加えた60~65℃位であると言われているが、年齢別に適温に差があるのか調べる事を目的とした。また、ペットボトルの購入や中食の利用頻度など、年齢別にみられる違いが、飲み物の適温に関連している可能性を考察する。【方法】①適温調査の対象はJ女子大学の4年生45名、及び教職員80名、(平均年齢49.2±10.9歳)とした。温度計を配布し各自で緑茶を淹れてもらい、適温と感じたところで温度を計測してもらった。②質問紙による調査はペットボトルの購入や中食の利用頻度についての項目について、自記式質問紙を留め置き法にて配布、後日回収した。①②とも調査時期は平成23年6月初旬~8月下旬でエアコン下の快適な状態にて行った。【結果】飲み物の適温は学生:58.1±4.2℃、30代:55.8±6.8℃、40代:59.6±7.9℃、50代:60.7±7.9℃、60代:61.8±4.8度であった。学生と60代(P<0.05)、30代と60代(P<0.01)の間に有意差が見られた。その他の群間では有意差はみられなかったが、年齢が上がるにつれ適温が高くなっている傾向がみられた。質問紙による調査の結果、学生は40代以上の者よりも自動販売機やコンビニエンスストアで冷たい飲料を購入していた。また、冷たい飲み物を好む傾向があり、季節によらず冷たい飲み物を飲む習慣がみられた。
収録刊行物
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- 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
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一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 64 (0), 144-, 2012
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680536554496
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- NII論文ID
- 130005470023
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可