女子中学・高校生の運動着の着用意識の比較

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タイトル別名
  • Comparison of awareness toward the sportswear of the junior high school and high school students

抄録

目的 中学・高校生の体育時に着用する運動着は、長い間改良がみられず、現在も上下に分れたスタイル、大まかなサイズ展開、学年の色分けなどが続いている。そこで、中学・高校生の運動着の着用意識について調査を行い、それぞれの特徴を比較する。方法 調査対象者は東京都、埼玉県、神奈川県の公立中学校と私立・公立の高校、女子生徒各130 名である。調査内容は、着こなし、おしゃれ、アイテム、素材、取り扱い、規範、経済、サイズ、ディテールなどに関する25 項目を設定し、「大変そう思う」から「全くそう思わない」の1~4段階のSD法により回答する。結果 着用意識のプロフィールでは、中学生は運動着をカジュアルな着こなしを好み、高校生は目立つ色ではなく普段でも着られるものを好んでいた。さらに、両者ともにフィットしたシルエットは好まず、ポケット付きで、身体のサイズに合うものや学年色は運動着全体に使用しないものを求める傾向がみられた。また、因子分析の結果では、中学、高校生ともに8個の因子が抽出され、累積寄与率は61.7%、58,6%であった。中学生の因子はカジュアル、機能、色彩、アイテム、規範、取り扱い、ルーズフィット、学年色であり、高校生の因子は、おしゃれ感、シルエット、規範、経済、機能、学年色、アイテム、取り扱いであった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680536630272
  • NII論文ID
    130005470566
  • DOI
    10.11428/kasei.66.0_95
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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